長時間歩くのがしんどくなる年頃をつくらないために

筋力の衰えは年代をまたぐときに気づきます

10代から20代はさほど実感はないように思いますが
半ばを迎えるころには、なんとなく体形が変わってくるように思います

20代から30代になるころには今までできた無理がきかず
疲れがたまりやすく感じます

30代から40代になるとスタミナ切れを実感
長く続ける動力がないように感じます

年齢を重ねるごとに疲れを実感して
50代60代と年代が変わるごとに
疲れ方に対する変化を感じやすくなります

特に60代になると
腰を下ろすと、しばらく動けないくらい
知らない間に横になって、寝てしまっているということが増えてきます

筋肉の衰えもあるかと思いますが
体力的に落ち込んでくるのは年齢を感じてしまう瞬間です

サプリメントなどでカバーしつつも
やっぱり、筋肉を動かさなきゃですね^^

なんだか足が上がりにくくなったのか
つまづきやすくなったと思われる方も多いでしょうか

年齢問わず、何もないところでつまづくことはあります

それは、足首がきちんと動いていないからです
一歩前に足を出すときの足の運びをちょっと気にしてみてください

膝はどこを向いていますか?
前に出した足の指先の位置はどうですか?

足がキチンと前に真っすぐ出て
つま先が前を向いていますか?

つまづきやすい方にありがちな足の運びとしては
足首が硬く、出した足のつま先が下を向いていることが多いです

「あおりあし」という言葉を聞いたことがあるかと思います

つま先で蹴って、踵で着地 という足の動きです

着地の順番として、まず踵が地面についたら
小指方向へ徐々に重心が移動して、最後は親指方向へ移動し蹴りだす

この動きだと、つま先でしっかりとけりだすので
かかとから着地しやすくなります

問題なのが、足首の硬さです

うちくるぶしの下あたりから土踏まずあたりに向けての部分がかたいと
足首がしっかりと動いてくれません

結果、踵から着地しにくくなって
つま先で着地してしまい、つまづきやすくなります

ただし、ヒールなどの場合はご注意を!

踵から着地するということは、接地面が小さく
筋力が弱いとふらつきやすくなります

足の指の付け根が着地するように歩きます

つま先と膝がまっすぐ前に出るので
とてもきれいな歩き方になります

この時もですが
しっかりと骨盤が縦八の字に動くようにしましょう

腰の動かない、足だけの歩き方は
疲れやすい歩き方です

スニーカーでもそうですが
足を前に出すとき、骨盤からまっすぐに前に出します

骨盤の上下の動きに加えて
脚を持ち上げる筋肉をしっかり使います

太ももの前の筋肉だけを使って歩くと
長時間歩くのがとてもしんどくなります

一部の筋肉をしっかりと使うので、歩幅も小さくなってきて
だんだん足が持ち上がらなくなります

骨盤からしっかりと動かして歩くと
脚だけの筋肉だけじゃなく、腰まわりからしっかりと動くので
筋肉の使い方が分散されます

腿上げの筋肉を強化してあげると
長距離を歩くときの手助けになります

腰まわりの筋肉の柔軟性と強化で
しっかりと骨盤で歩くことができます

また、足がシュッと伸びる動きになるので
キレイな歩き方にもなります

足が前に出にくくなる原因の一つに
骨盤の後傾も関係しています

猫背気味になると、骨盤が後方へ傾きやすくなり
そのために膝が外を向き、ちょっぴりガニマタ歩きになります

つま先から前にではなく、踵から前にという形になると
脚の外側の筋肉が強くなり、前に足を出そうとしても
強い筋肉に引っ張られて、足が出しづらくなります

ちょっとだけ筋力に負担がかかり
疲れやすくなることもあります

膝が外を向くということは
おしりの奥にある筋肉も強くなり
前へ出そうとする脚の邪魔をします

おしりまわりの筋肉のストレッチも重要です

外側への引っ張りを緩めるストレッチとして
上向きに寝転がって、膝を抱え込むようにします

右足は左の胸に、左足は右の胸にと
クロスするように足を引き寄せ、おしりのストレッチができます

後方への筋肉の硬さがほどけると
脚が前に出しやすくなります

無駄な筋肉の疲労がなくなり
たくさん歩けるようになります

人それぞれ筋力の差があるので
個人差について気になる時は
なごみ整体まで、ぜひお越しくださいませ