胸の位置を高く、腰の位置も高く

蒸し暑さでダル~ンとしてくる気持ちとカラダ

ハッと気づくと、背中が丸くなって胸が下向き
腰なんて後方に落ち込んで、おしりも下がり気味

ダルイです暑いですと思いつつ
なんとか顔だけを上げるけど・・・

この姿勢を続けると
なんだか怖くなってきちゃいます

頭の重みがそのまま首の根っこに食い込んで
肩のコリとともに肩まわりがつらく感じやすいです

背中が丸くなると
重心が前のめりとなり、内臓も圧迫されやすくなります

腰が後方に引っ張られると
おしりが落ち込んで、太ももの内側の筋肉もダルンとなりやすく
下肢のリンパも上へ流れにくくなります

足もおもだるく感じる季節
ゆったりと、でもしっかりストレッチ!

胸の位置を高くする

背中が丸くなると、胸が下向きになります
骨盤が後方に傾くと、背中も丸くなります

ということは、骨盤をしっかり立てるのと
連動して胸が開くというもの

ただし、肩が内側に巻き込んでいるような猫背気味な方は
骨盤を立てても、なかなか胸を開いてくれません

カラダの横に添わせた腕を肘を伸ばしたまま
手のひらが外を向くように手首をくるっと回します
肘の内側が前を向いていたのが、横を向く形になります

すると胸が開いてきます

バストトップが下がっていたのが
前方に向きます

背中がスッと伸びてきます

胸の中心を斜め上に向かって引っ張られる感じです

下がっていた顎も正しい位置にくるので
自然とあごが引けてきます

首の根元に負担がかかっていたのが
前後の筋肉のバランスもとれてきます

胸が開くと、上がっていた肩も自然とおりてきて
肩に力が入らない、リラックスした状態になります

まだ肩が上がるようでしたら
肩周りの筋肉がかなり強いのかもしれません

肩甲骨上部のストレッチをしっかりやりましょう
肩をすくめて、ストンと落とすストレッチがおすすめです

腕を斜め上から肘を後方に引っ張るようなトレーニングで
背中を後ろから支える筋肉もしっかりと鍛えてあげましょう

腰の位置を高くする

腰が後方に引けるような形で
下に引っ張られている状態

太ももの後ろの筋肉を緩めるために
足を前に伸ばして前屈をすると伸ばされます

次におしりの筋肉のストレッチです

仰向け(上向き)に寝転んで
膝を抱え込むように曲げていきます

手前に引いて、反対側の胸に向けてスライドさせます
ちょうど斜めの方向です

片足ずつ行います

続いて、片足の膝を直角に曲げた状態で足裏を壁につけます
股関節90度、膝関節90度、足首90度の状態で
もう片方の足首を曲げた膝の上に重ねます
この足のスネと壁とが平衡になるように膝を開きます

無理のないように、また 腰が横に振れないようにします
腰まわりの筋肉が硬いと、開きにくい場合がありますので無理のないように^^

今度は、太ももの前の筋肉をストレッチします

仰向けのまま片方の膝を曲げていきます
正座してそのまま背中を床につけるような形になります

腰の負担が大きくなるので、片足ずつ行うといいかと思います

太ももの前から鼠径リンパがしっかりと伸びてきます

最後にトレーニングとして、床に座った状態で
おしり歩きをします

手や足を使わずに、片方ずつのおしりを前方へ一歩出すように歩きます
腰を上方へ上げる筋肉を鍛えていきます

最後に、足をまっすぐ伸ばした状態で足首を組みます
両手を床についてカラダを支えながら踵を上げます

このとき膝が曲がらないように、まっすぐ足をのばした状態で行います
腿上げの筋肉を鍛えていきます
合わせて親指の付け根にしっかりとチカラが入るように足趾を真上に向けて行うと
膝の内側(内腿)の筋肉も鍛えることになるので、ヒップアップを持続させます

 

こうして各パーツのストレッチ&トレーニングで
筋肉に活力を与えながら柔軟性を取り戻していきます

バランスを崩さないように、重心は常におへそのチョットした(丹田)において
辛くない範囲で行ってください

痛みがある場合は他に原因があるかもしれないので
無理のないようにしましょう

また、心配な点がありましたら
まずは病院で調べてもらいましょう