骨盤の傾きによって、腰まわりの筋力バランスが変わってきます
腰が後方へ傾くと、太ももの裏の筋肉が緊張して縮みます
さらに重心が片方の足にかかると
お尻の筋肉まで緊張していきます
片方に傾いた体を支えるために
外側の筋力が強化されます
太ももの内側の筋力が弱く
贅肉で補強されます
弱い筋肉は、縮んでなんとかチカラを保ちます
このようにして縮んでしまった筋肉を触ると
痛みを感じてしまいます
内腿を触って、ちょっと痛いかもって思ったら
もしかしたらぎゅっと縮んでいるのかもしれません
膝の内側に乗っている脂肪も
もしかしたら、骨盤の傾きが原因なのかも
特に気を付けておきたいのが、膝の向き
骨盤が後方へ傾くと
膝が外側へ開きやすくなります
足裏の小趾側に重心が行きやすく
拇趾の筋力が弱くなってしまいます
靴環境によっても、タコなどができやすくなります
足形が崩れやすく、足首の動きまで制限されて
ふくらはぎの筋力不足となり、むくみやすくなります
足先をまっすぐにして、拇趾側に重心を置くことで
拇趾の筋力が上がってきます
拇趾側に重心が行くと、内ももにもチカラが入りやすくなります
長年鍛えてきた大腿外側の筋肉は、そう簡単には引き下がりません
内腿の筋力を上げようとしても、膝が動いてくれません
膝が外側を向いたまま足先を正面に向けると
結局は、外側の筋力が強いままです
さらに小趾側に負担がかかります
膝や足首、股関節にも負担がかかりやすくなります
内ももに力を入れつつ、膝を正面に向け
拇趾側に重心を置くようにすることで、腹筋も使います
重心がおへその下に来る感じです
お腹の奥の筋肉もしっかり使ってストレッチして
骨盤の傾きを調整しましょう
普段、小趾側に重心が寄りやすい方は
足裏の筋力もちょっと弱いかも
足裏がつりやすい方は、ちょっとトレーニングして
筋力を上げつつ、足形を整えていきましょう
イスに座ってできるストレッチですので気軽に試してみてください
でも、足裏がつりやすい方は回数を少なめに
徐々に初めてみてください
座り姿勢も大切ですので
「イスに座ってできるストレッチ・基本姿勢」もご覧ください
骨盤の傾きと膝の向き
合わせて足先の向きも重要です
外側へ重心が流れると、ふくらはぎの外側の筋肉も成長します
膝が内向き、腰が幅広く見えます
カラダの横のラインがモコモコモコっとしたシルエットに見えます
腰まわりの筋肉を整え、骨盤からしっかりと
膝の向きを正面に向けてあげましょう
無理のないように^^