頭が重い春先。整体的原因と解決方法

コリ固まった冬のカラダから
春先の部分的に緩みかけたコリ

この差がさらにゆがみをもたらす季節です

大神神社の展望台より

硬く縮んだ筋肉に引っ張られて、伸びている筋肉とのチカラの差が
カラダに負担をかけています

骨格はパズルブロックのように組み重なっています

骨と骨との接触面には緩衝材になる軟骨などもあるのですが
決められた動きができるようにカットされています

つかず離れず、行き過ぎないように
筋肉のバランスによって体を支えています

この筋肉のバランスが崩れると
どこかに不調を感じてしまいます

例えば、骨盤を下へと引っ張る足の筋肉が強すぎて
少しの動きでも、腰がつらく感じたりします

では、頭はどうなのか

頭が重く感じる

低気圧の影響もあると言われていますが
整体的には姿勢が関係しています

寒くて肩を上に上げる動き、「肩をすくめる」と
肩を持ち上げる筋肉が強化されます

知らず知らずにトレーニングしています

それが、右左と筋力差ができるのは
肩の高さが違う時

骨盤のネジレや生活環境によってできる筋力差
同じ姿勢が続くと、筋力差ができやすくなります

疲れてくると前傾姿勢になりやすいのですが
寒さでも体を丸くしてしまいますので、前かがみの姿勢になりやすいです

これが肩を持ち上げる筋肉をより一層強めていきます

肩から首につながる筋肉が強くなると
頭の動きを制限してしまいがち

首から筋肉でつながっている肩甲骨も動きにくくなると
肩や腕まで動きづらくなります

腕が大きく動かせないと、上半身の動きもぎこちなく
頭で姿勢のバランスがとりにくいです

余計に首まわりにチカラが入り
頭から肩までのラインがガチゴチです

首の動きが制限されて、頭も重く感じやすくなります

フワっと軽くしなやかな動きへ

昼間の暖かさと朝晩の冷え込み
春先は筋肉的に過ごしにくい季節

硬い筋肉が動きを制限してしまって
カラダ全体の動きまで影響してきます

ストレッチで柔軟性を取り戻すには
まず、肩甲骨を背骨(体の中心)へ寄せます

胸をしっかりと開くことと
うつむきがちな頭を、斜め上へ向くように姿勢取り

カラダの後ろで手を組んで肘をしっかりと伸ばします
手のひら側が天井方向を向いて、手は恋人つなぎのような手の組み方です

胸を斜め上に突き出すようにして
腕はしっかり伸ばします(肘が曲がらないようにします)

組んだ手は左右に振れないようにします
ちょうど骨盤の真ん中くらいです

この手の位置が左右どちらかに伸びてしまうと
カラダにネジレがあるかもしれません

しっかりと胸を開くこと

このように胸が開くと
肩甲骨が背骨の方(体の中心)へ寄ってきます

余裕があれば、組んだ手を腰から徐々に離すように
頭上方向へと持ち上げていきます

必ず、肘を伸ばした状態で
胸は斜め上方向を向いた状態で行います

頭を下に向けたり、肘が曲がってしまうと
肩甲骨が外側へ離れてしまって、伸ばしたい筋肉が伸びにくくなります

呼吸を合わせるときは
手を腰に付けた状態で息を吸って
手を頭上方向へ上げるときに、息を吐きながら行います

ゆっくりと、呼吸に合わせて
無理のないように行います

首の硬さにつながる肩甲骨の動き

ホットタオルで首から肩までを温めるのもいいですね

耳たぶの延長線上、首の位置から
お辞儀した時にポコッと出る首の付け根の骨の位置から少し下までの部分

すごく頑張った首の筋肉を
ホットタオルでホッとひといき^^

穏やかな春を、穏やかな筋肉ですごしたいですね